猫のはこぶね活動記録1

2023/07/11 05:22

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2018年1月、板橋区の集合住宅11階に住む居住者より、「自宅ベランダに衰弱した猫がいる。助けて欲しい」と代表秋葉に連絡が入りました。1月という寒さで気温もかなり低く一刻も早い保護が必要と判断。すぐにレスキューに向かいました。保護依頼者には主の飼い猫でないことを改めて確認。ベランダは両隣居住者のベランダと仕切られているものの猫が通れるぐらいのスペースがあることから両隣三件先まで訪問し飼い猫が脱走していないか口頭で確認するものの、飼い主の名乗が無かったため保護となりました。
猫は耳の折れたスコティッシュで酷く痩せ風邪の症状が酷く体も冷えきっていたため、すぐに動物病院に搬送し、そのまま入院となりました。
救急体制の動物病院であったため、治療と共に検査もおこなわれました。
検査の結果、まりもは大腸と尿道がつながっていると言う先天的な奇形の体であることがわかりました。
そのため尿をを肛門から排泄してしまう障がいや、便秘や下痢を繰り返してしまうこと、尿道の炎症も常にあり尿毒症の危険もあると診断されました。まりもは成猫であるものの体重が2キロしかなく栄養失調と衰弱の回復をするために数週間入院し退院しました。
まりもは免疫低下と貧血を合併しており感染症をおこしやすく、猫風邪を繰り返すため1ヶ月おきに入退院を繰り返しました。
また皮膚がとても弱く入院中も皮膚が裂けて縫うということを繰り返していました。
すでにまりもに費やした医療費は100万近くとなりましたが、腎臓や肝臓の数値は正常値なため医療行為を続けまりもの回復を祈り続けました。

当時シェルターには多頭飼育崩壊の猫たちもたくさんいたため、まりもにとっては決してベストな環境ではありませんでした。
まりもが少しでも健康な体で在宅生活を送るには1頭だけで暮らせる環境と1対1でお世話をしてもらえる家族であると考え知り合いなどに里親募集もしました。

2018年5月に入り、まりもは再び入院生活となる同時期、長くシェルターボランティアをしてきたAさんが家族と話し合ってまりもを引き取ってくれると申し出てくれたのです。
Aボランティアさんとはまりもの治療についても意志疎通をはかり又入院費についても協力してくれました。
シェルターに保護される猫の9割りが病気を抱えた状態でシェルターに搬送されます。
どの子も家を失い行き場を失った子です。
レスキューにより、命を救われますが本当の幸せは生涯の家族ができることです。
その後Aさんはまりもの世話に専念するとおっしゃり、シェルターボランティアをやめられ、お子さんにも恵まれて、まりもは体重も増えて元気に生活していますとご報告を何度かいただきました。
あれから年月が立ちますが、まりもをレスキューしたことを本当によかったと思います。

●写真は2018年5月28日入院先の病院で面会したときのまりもです。皮下点滴だと皮膚が裂けてしまうため静脈点滴をしています。
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