わんこと一緒に記念日ステイ…ペンションやホテル、旅館、グランピングまで

2021/11/19 00:00

(写真はイメージ/著者提供)

 わんこと一緒に泊まれる宿が増えてきました。さまざまなタイプの宿があるので、わんこと一緒にただ旅行するというだけでなく、家族のイベントとしてわんことのお泊まりを楽しむ人もいます。

 ところが、宿のタイプが多いうえ、わんこに関するルールは宿ごとに細かく違うので注意が必要。犬連れ旅行の経験が何度かある人でも、新しいタイプの宿に泊まったとき、「あれ? 前回の宿ではOKだったのに」などと、その違いに困惑することもあるようです。

 そこで、わんこと泊まれる宿のタイプと、選ぶときのチェックポイントを解説。当日「しまった」とならないために、予約するときの参考にしてください。

わんこと泊まれる宿にはさまざまなタイプが

 ひと口に「わんこと泊まれる宿」と言っても、ホテル、ペンション、コテージ、旅館、さらに最近では民泊など、さまざまなタイプがあります。それぞれの特徴、わんこと泊まるにあたって注意したいことなどを解説します。

・犬連れ専用のホテル/ペンション

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 わんこのウェルカム度が最も高いのが、犬連れ専用のホテルやペンションなど。犬連れ専用ホテルはリゾート地を中心にチェーン展開しているところも多く、ペンションはオーナー自身が愛犬家であるところがほとんど。看板犬がいることもあります。

 わんことのお泊まりのために作られた施設なので、食堂で一緒に食事を楽しめるなど、館内のほとんどの場所がわんこ同伴OK。写真のように、滑りにくい床材を使用していたり、ドッグランなどを併設しているところもあります。

・大型ホテルチェーン

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 最近は都市部やリゾート地の有名な大型ホテルなどでも、わんこOKの部屋や宿泊プランを出すところが増えてきました。ただし、大型ホテルではほとんどの場合、一部の客室がわんこOK。一般客に配慮して、犬連れ客は行動を制限されることも多いようです。

 例えば上の写真のように、客室以外の館内ではバギーやキャリーバッグなどに入れて移動する、部屋でチェックイン・アウトの手続きをするなど、さまざまなルールが。なかには、部屋の中でもわんこをケージから出さないルールを設けている宿もあります。

・旅館

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 老舗の旅館でも、わんこOKの部屋や宿泊プランを出しているところがあります。一部わんこOKの場合、一般客に配慮したルールがありますが、旅館はそれぞれの施設やサービス体制などによって、わんことの過ごし方が大きく変わってくるので、この点を要チェックです。

 食事は、食堂に移動する場合、わんこはケージに入れて留守番させることが多いですが、部屋出しの場合、わんこと一緒の部屋で上げ膳据え膳のサービスを受けることができます。

 また、温泉が大浴場にしかない場合も、わんこはケージで留守番か、家族は交代でお風呂に行くことになりますが、露天風呂付きの部屋ならその心配も無用です。上の写真のように、わんこから目を離すことなく、温泉三昧を楽しめます。

・コテージ/貸別荘など

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 一戸建ての住宅のような設備が完備されたコテージや貸別荘などにも、わんこOKのところがたくさんあります。ほかの家族と棟が分かれていることが多いので、ほえるのが心配なわんこでも利用しやすいでしょう。

 建物内のキッチンが使えるところも多いですが、上の写真のように、庭でバーベキューができるところも。さらに庭がドッグランを兼ねているところもあるので、走るのが大好きなわんこにとっては最高ですね。

・(番外編)キャンプ/グランピング、民泊など

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 わんこと泊まれる「宿」と言うにはやや異色ですが、最近は人間のアウトドア志向の高まりとともに、わんこと泊まれるキャンプ場も増えてきました。さらに流行のグランピング施設でも、わんこOKのところがあります。

 わんこはアウトドアへの順応性が人間以上に高いので、ホテルや旅館とは違った楽しみ方ができるはず。ただし、建物と違って脱走しやすい環境なので注意。キャンプやグランピングには、飼い主とわんこの絆がしっかりできてから行くことをお薦めします。

 また、最近は宿探しサイトなどでも、検索すると民泊の宿泊先を紹介するところが増えてきました。一棟貸しタイプなら、コテージや貸別荘と同様の過ごし方ができることもあります。民泊も視野に入れると、わんこと泊まれる宿の選択肢は大きく広がりそうです。

宿選びでのチェックポイント

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 わんこと泊まれる宿として紹介されている宿でも、自分たちの条件では泊まれないというケースがあります。他にも宿を選ぶときにチェックしたい項目はさまざまありますが、特にわんこが苦手とすることがある場合、その点についても配慮しましょう。

□ 食事の有無・食事の場所
 上の写真のように、食堂にわんこを同伴できる、または客室で食事ができる宿では心配いりませんが、なかには人間の食事中、わんこを客室のケージなどに入れて留守番させなければならない宿も。ケージに入るのが苦手なわんこ、初めての場所で留守番させるのが不安なわんこには、素泊まりプランを選ぶのがおすすめです。ただし、食事付きのプランしかない宿もあるのでチェックしましょう。

□ お風呂の場所
 上の「旅館」の解説でも触れましたが、お風呂に入るのに客室の外に移動する必要がある場合も、その間の留守番をどうするか考える必要があります。犬連れ専用宿の一部には、貸し切り家族風呂の脱衣所までわんこ同伴OKというところも。

□ わんこのトイレ問題
 室内のトイレシートでできるわんこは心配ありませんが、外でしかトイレができないわんこの場合、大型ホテルなどでは外までの移動が大変なこともあります。反対に、規模があまり大きくない宿では、深夜は施錠してしまうところも。すぐに外に出せるコテージや、庭やドッグラン付きの宿なら、外トイレ派のわんこにも安心です。

□ 頭数・サイズ制限
 泊まれるわんこについて、1室〇頭まで、〇kgまで、などと決まっていることがあります。宿によっては犬種によるNGルールがあることも。特に、「一部わんこOK」の宿ほどルールが厳しい傾向にあります。

□ 混合ワクチン接種
 厚生労働省が義務付けている狂犬病予防接種と、その他の感染症予防接種(混合ワクチン)がありますが、これらを接種したという証明書を提示しなければならない宿も。混合ワクチンは飼い主の任意ですが、接種していないと泊まれない宿もあるので確認を。

宿でのマナー&持っていきたいモノ

(写真はイメージ/著者提供)

 どんなタイプの宿でも、共通して守らなければならないルールやマナーがあります。また、それを守るために、持っていくといいモノがあるので併せて紹介します。

□ マイベッド
 家でわんこと一緒に寝ている人は要注意。一部を除いてほとんどの宿では、ベッドにわんこを入れることを禁止しています。寝るときだけでなく、宿で休むときにも、使い慣れたベッドがあるとわんこは安心。車内で使うベッドを宿でも使うと、荷物も増えません。

□ おむつ/マナーベルト/マナーパンツ
 粗相の心配があるわんこは、宿にいる間だけでもおむつかマナーベルト、マナーパンツを着けさせると安心。また、もし客室のどこかに粗相をしてしまった場合は、宿のルールに従うこと。自分で掃除してほしいという宿と、任せてほしいという宿があります。

□ 粘着ローラー(コロコロ)
 犬連れOKの宿であっても、抜け毛はある程度、自分で片付けたいもの。犬連れ専用宿にはコロコロを置いてあるところも多いですが、そうでない場合もあるので、車に1本、用意しておくといいでしょう。車内の掃除もすぐにできます。

宿ごとの違いを知ってわんこと楽しい旅を

 さまざまな宿の違いを解説してきましたが、一番大切なことは、わんこが苦手なことを強いられることなく、安心して過ごせること。飼い主もわんこも楽しめるように、自分たちにぴったりな宿を見つけてくださいね。

(文・構成=前川ミチコ/エディター・ライター)

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