犬や猫に必要な栄養素は?フードを与えるときに気を付けたいポイント

2021/11/15 00:00

(画像=GettyImagesより)

  人と同じく犬や猫も健康に生きていくために必要な栄養素を取り入れる必要があります。基本は人と同じ5大栄養素(たんぱく質、脂質、炭水化物、ミネラル、ビタミン)と水が必要です。ただ、私たち人と犬や猫とでは、必要な栄養素の割合に少し違いがあります。ペットに合ったフードを適切に選んで与えるためには、犬や猫が必要とする栄養素や犬や猫の食習慣を把握しておきたいところ。ここで確認しておきましょう。

犬は雑食、猫は肉食

 まず覚えておきたいのは、犬は肉食性に近い雑食性、猫は完全肉食性と言うことです。人と共同生活をしていく中で雑食性になったといわれている犬は、人よりも多くのたんぱく質を必要とします。一方、猫は人と暮らし続けてもなお肉食性を維持し続けていて、雑食性の犬よりもさらに多くのたんぱく質を必要とします。米国飼料検査官協会(AAFCO)によると、1000㎉の食事に含まれるたんぱく質推奨量は、犬で45g、猫で65gです。

猫はタウリン欠乏症に注意

 猫は人や犬と違い、アミノ酸の一種であるタウリンを体内で十分に合成することができません。タウリンが特に欠かせない時期は、子猫のときと妊娠・授乳期。子猫の時にタウリンが欠乏すると発育不全、母猫に欠乏すると生まれる子猫に発育不全が生じるため注意が必要です。

牛乳はNG

 犬や猫の母乳は牛乳に比べて、たんぱく質や脂肪の量が多く、乳糖などの糖質や水分が少ないという特徴があります。そのため、子犬や子猫に牛乳を与えると、エネルギーやたんぱく質が不足し、健全に成長できないことがあります。また、成犬や成猫に乳糖を多く含む牛乳を与えてしまうと、乳糖をうまく消化できずに下痢をおこすことがあります。

塩分や糖分の取り過ぎに注意

 人用に味付けをしている食事、総菜、ハムなどは犬や猫にとっては、過剰な塩分摂取につながります。塩分の摂取過剰は心臓や腎臓に負担をかけるので注意が必要です。また、犬は甘い食べ物が大好きです。肥満などの原因となるため、糖分を含む食べ物や果物の与えすぎには注意しましょう。ちなみに、猫は甘さを感じることができず、フルクトース(果糖)を代謝する酵素を持っていません。

フードの与え方

 犬と猫ではフードの食べ方に違いがあります。それぞれの食べ方に合った方法でフードを与える必要があります。

 犬は、1回で1日分の摂取量を食べることができるほど大きな胃袋を持っています。目の前にフードがあればあっただけ、お腹いっぱいになるまで食べてしまう習性があります。フードを与える回数を1日1回にしてしまうと、肥満の原因になるだけでなく、慌てて飲み込んで喉に詰まらせることにもつながります。ペットフードのパッケージに記載のある給与量を目安に1日分を数回に分けて与えましょう。

 一方、猫は、昼夜を問わず頻繁に少量ずつ食べる習性があります。そのため1日分のフードを2~3回に分けて与えてもよいですし、ドライフードならばいつでも食べることができるように置いておくこともできます。ただ、ウェットフードや手作りフードなどは、品質の低下が早いため、置きっぱなしにするのはやめましょう。

参考:環境省、「飼い主のためのペットフード・ガイドライン~犬・猫の健康を守るために~」

文=いぬねこプラス編集部

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