妖怪と猫と行事を掛け合わせた絵本「ねこまたごよみ」が発売!

2021/12/20 21:00

 妖怪や創造の生き物、動物を好んで描く絵描き、石黒亜矢子氏が手掛ける猫の妖怪「ねこまた家族」とめぐる愉快な1年間を描いた絵本が12月15日に発売されました。

 ねこまたの1年は、もちろん猫の日として知られている2月22日がある2月にはじまり、ねこまたの家族に生まれた5つ子ちゃんの成長とともにお話が進みます。人間界と同じように季節は移り変わるものの、注目したいのは人間界と似ているようでちょっと違うねこまた独自の視点で開催されている一風変わった行事の数々。

 2月22日「ねこの日」は盛大なパレードでお祝いし、弥生にはおひにゃさまの座をきそう「ひにゃまつり」。霜月には「またたびまつり」を楽しんで、師走には目玉チキンで「クリスニャス」! ねこまたたちの奇妙で愉快な1年間を、1か月1見開きの緻密な絵で紹介する行事絵本です。

 見どころのひとつは、すみずみまで描かれた緻密な絵と繰り返し読みたくなるしかけ。たとえば、「あれ?ランドセルがないよ」と1匹だけランドセルを背負っていない子が毎月登場し、その子のランドセルはその月のどこかに隠れているという探し絵要素が入っています。

 

 主人公であるねこまた家族だけではなく、背景に描かれたねこまたたちの服装や、色彩豊かに描かれる季節の植物や食べ物の変化からも目が離せない一冊となっています。

■書籍情報■
作・絵 石黒亜矢子
定価:1,650円(税込み)
仕様:A4変形・36頁・上製
発行:ポプラ社

文=いぬねこプラス編集部

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