高齢ペット、老化現象による日常生活の変化とは?

2021/12/22 17:30

(画像はイメージ/pixabayより)

 人だけでなくペットでも高齢化が進んでいます。ペットフード協会が12月22日に発表した全国犬猫飼育実態調査によると、犬の平均寿命は、14.65歳、猫の寿命は15.66歳でした。犬・猫ともに2010年以来伸びており、比較すると犬は0.78歳、猫は1.30歳寿命が延びています。

 愛玩動物飼養管理士の試験を実施している日本愛玩動物協会では、犬の場合は8歳から猫の場合は10歳からを高齢期と位置付けています。平均寿命が延びたとはいえ、歳を重ねれば心身に不調が出るのは人間もペットも同じ。そこで今回は、高齢ペットの身体的老化現象や日常生活の変化をご紹介します。ペットの老化を正しく理解し、小さな変化を見逃さないようにすることが、高齢期のペットが安全・快適に過ごすための第一歩です。

犬・猫の身体的老化現象

 動きがゆっくりになり、猫の場合は高いところへのジャンプが苦手になります。犬も猫も見た目では、白髪が目立ち、抜け毛も多くなります。視力の低下により、人の動きを目で追わなくなったり、暗いところで物にぶつかったりするなどの行動の変化で気付く飼い主さんも多いです。また、高音域が聞こえづらくなるので、飼い主さんに呼ばれても気づかないといったことも。人よりもはるかに優れている嗅覚も衰えてくるので、臭いの強いフードにするなど、食欲を維持する工夫も必要です。

日常生活の変化

●食事

活動量の減少により、基礎代謝も落ちます。摂取カロリーや脂質を抑える必要がある一方、内臓の機能は低下するため、たんぱく質は必要となります。

●運動

筋肉が衰えるため、長時間の散歩や遊びが体の負担になることもあります。体温調整機能が低下するため、室内との温度差が激しい夏や冬は、より熱さや寒さに対応しにくくなるため、犬で散歩に出かける場合は、時間帯に注意するなどの注意が求められます。

●排泄

若年期よりも水分摂取量が減ることが多く、腸の機能が低下するため、便秘になりやすいと言われています。また、膀胱や肛門の緩みや収縮により、尿や便を漏らしてしまうことも。

●入浴

入浴でも体力を消耗しやすくなります。そのため頻繁にシャンプーをすると体の負担になります。免疫機能低下や肌のいちばん外側にある表皮が薄くなることによって、感染症にかかったり、炎症を起こすことも。

●睡眠

加齢とともに睡眠時間が長くなる傾向があり、日中は寝て過ごすことが増えてきます。12~13歳以上の犬や猫では、一日の大半を寝て過ごすということも珍しくありません。

参考:環境省パンフレット、共に生きる 高齢ペットとシルバー世代、ペットフード協会、令和3年 全国犬猫飼育実態調査

文=いぬねこプラス編集部

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