老犬の孤独死に耐えられない…自宅をペットホスピスにした米国人女性

2022/02/08 18:00

老犬の孤独死に耐えられない...自宅をペットホスピスにした米国人女性の画像1

GettyImagesより引用

 自宅を身寄りのない老犬のためのホスピスに変えた米国人女性が話題になっています。

 米ミズーリ州に住む44歳のヴァレリー・リードさんは、自身の父親が飼っていた老齢のドーベルマンの里親探しに苦労した経験から、非営利団体「Whispering Willows Senior Dog Sanctuary」を立ち上げたといいます。

 当時ヴァレリーさんはすでに複数のペットを飼っていたため、市の飼育頭数制限により新たな犬を迎えることができませんでした。高齢であるため引き取り手もすぐには見つからず、「かつてはペットとして愛されていた老犬たちが(飼い主が世話をできなくなった後に)どうなるのか」を考えるようになったといいます。

「私の父のように、愛する老犬の世話ができなくなった人たちを助けたいと思っていましたが、世の中には助けを必要としている犬がどれだけいるのか、目が覚めたのです。これは救助の世界では忘れられていた分野です」(ヴァレリーさん)

 老犬が孤独に死んでいくことに耐えられなかったヴァレリーさんは、自宅を老犬のためのホスピスにしました。ここでは保護施設で生活していた高齢の犬や末期の犬、飼い主が亡くなった後に住む場所を必要としている犬、あるいは介護施設を必要としている犬を受け入れており、現在では80頭ほどが生活しているそうです。

 
 
 
 
 
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「犬たちは私たちと一緒に生活し、2つの建物を行き来しています。私たちが行くところはどこでも、犬たちは家族の一員として扱われます。私たちは、老犬たちを快適に、そして愛をもって送り出すことができます。辛いことですが、彼らを愛し、世話をすることは名誉なことです」(同)

 犬たちは5エーカー(約2万平米)もある広大なホスピス敷地内を自由に歩き回り、ヴァレリーさんと夫のジョシュさんに加えて17人のスタッフが24時間体制で犬たちの世話をしているそうです。

「私たちの目標は、犬たちに自分は大切にされていたと感じながら、この世を去ってもらうことです。私たちは一頭一頭を抱きしめて、たいてい一緒に泣きます。彼らは家族の一員であり、私たち全員が彼らを愛しています。」(同)

 日本にも老犬介護施設「老犬介護ホーム・アスル」があり、殺処分前の老犬の最期を看取る、看取りボランティアも行なっています。人間だけでなくペットにとっても孤独な死は辛いはずです。全てのペットが幸福な最期を迎えられる世の中になると良いですね。

 

参考URL

Whispering Willows Senior Dog Sanctuary

文=いぬねこプラス編集部

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