ノンスタ井上の「生後2カ月チワプー保護犬」はあり得ない? ペット業界の闇を指摘する声

2022/02/14 19:00

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GettyImages

 12日、お笑いコンビ「ノンスタイル」の井上裕介さんが自身のYouTubeチャンネルで保護犬を迎えたことを発表。「可愛すぎる」、「井上さんに似てない?」、「幸せにしてあげて下さい」と祝福の声があがっていますが、SNSでは「ペット業界の闇」を指摘する声も見られます。

 問題点は井上さんが迎えたチョコちゃんが、「生後2カ月の保護犬」であり、しかも「人気犬種であるチワワとプードルのミックス犬(チワプー)」であることのようです。ツイッターではこう指摘されています。

「チワプーで2ヶ月保護犬ってどう言うこと?ほぼあり得なくない??」

「ノンスタ井上がどうこうとかではなく、『純血のMIXっていう人気犬種で2ヶ月で保護犬』っていうところが問題あると思う」

 昨年6月1日に施行された改正動物愛護法に基づき生後8週に当たる56日を超えるまで販売が禁止(8週齢規制)されています。チョコちゃんは生後2カ月ということですので、もし販売されていた犬ならば、前の飼い主に買われてから即座に保護されたということになりますが、生後2カ月の子犬が保護されることは珍しいことであり、「東京動物保護センター」に問い合わせたところ、少なくとも同センターでは子犬の収容はほぼないそうです。ただし、日本各地の保護犬シェルターには子犬を保護するケースもあるため、一概にないとも言えないとのことでした。

 また、同センターによると、「場所によっては野犬の子犬が保護されるかもしれない」とのことですが、その場合、野犬であるチワワとプードルから人気犬種のチワプーが生まれるというこれまた珍しい出来事を想定する必要があります。

 そのためツイッターでは、「チョコちゃんは8週齢規制を無視した悪徳ブリーダーから誰かが買い取り、捨てられたのではないか?」という憶測も見られます。チョコちゃんの名付け親が井上さんではないこともこうした疑惑に拍車をかけていますが、元の飼い主が名付けたのか、それとも保護した人物が仮に名付けたのかは分かっていません。

 保護犬を迎えたという井上さんの行為が素晴らしいことは間違いありません。ぜひチョコちゃんに愛情を注ぎ、適切な飼育を施して幸せにしてもらいたいと願っています。ただ、チョコちゃんの背景についてさまざまな憶測が飛び交っていますので、井上さんにはチョコちゃんが保護された経緯をぜひ話してもらいたいですね。

文=いぬねこプラス編集部

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