犬は本当に仲間の死を悲しむ=伊研究

2022/03/04 18:00

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GettyImages

 犬も一緒に暮らしている他の犬の死を悲しむことが研究で分かりました。

 オンラインジャーナル「Scientific Reports」で公開されたイタリアの研究によると、同じ家庭のコンパニオン(仲間)である犬を失った約90%の犬が数か月にわたってネガティブな行動を示しました。

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 イタリア・ミラノ大学のフェデリカ・ピローネ氏は、「これは苦しみを示しているのかもしれません」と話します。

 ピローネ氏らは、少なくとも2匹の犬を飼っていて、そのうち1匹が死んだ426人を対象に、生き残ったペットの行動に何か変化があったかどうかを調査しました。

 2匹が友好的な関係であった場合、特に食べ物を共有していた場合には、かつての仲間の死を悼む傾向が強かったそうです。さらに、飼い主も悲しみを感じている場合は、遺された犬がより大きな影響を受ける可能性が高く、飼い主の行動の変化にも反応している可能性が示唆されました。

 ピローネ氏によると、仲間を失った犬は「人間とのコミュニケーションに関わる仕草や表情に非常に敏感になる」とのことです。

 対象となった犬のほぼ全てが仲間の犬と1年以上一緒に暮らしていましたが、遺された犬の反応は、2匹の犬がお互いを知っていた期間には影響されませんでした。

 ある意味、犬の心は2歳くらいの人間の子供の心に似ている、とピローネ氏は言います。

「仲間との別れは、行動の変化を引き起こすと予想され、それは、我々が通常悲しみや喪に服すと解釈する行動と確かに重なります。」(ピローネ氏)

亡くなった飼い主の椅子から離れない犬

 また仲間の犬だけでなく、親しい人の死にも悲しみを感じているのかもしれません。最近TikTokで、亡くなった飼い主の椅子のそばに座って動かない犬の姿がアップされました。投稿者はその時の様子をこう話しています。

「犬(アンジェロ)が亡くなった母のマットレスと古い椅子の間に座っているのを見つけました。そこはまさに彼がいつも座っていた場所だったんです」

@almostcoolmom He’s #grieving too.🥺 #dogsoftiktok#australianterrier#RIPmom#inmourning#heartwrenchingmoment ♬ original sound – 😎AlmostCoolMom😎

 投稿者の母が亡くなったのはつい先日のことだと言います。犬は飼い主の不在に気づき、懐かしむという説もありますが、もしかしたらアンジェロも飼い主の思い出の椅子のそばにいることで、飼い主の不在を悼んでいるのでしょうか……。

参考URL()(

文=いぬねこプラス編集部

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