ペットの損害賠償請求額は平均17万円=英 火災保険で補償できる?

2022/03/12 10:00

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GettyImages

 ペットが飼い主の予測できない行動をすることはしばしばあります。多くの場合は大事に至ることはありませんが、時には数十万円の損害が出ることも……。

 この度、保険会社「Aviva」が、イギリス国内における損害賠償請求のうち毎年約800件が犬に関係する事故によるものだと明らかにしました。英「Sky News」(3月10日付)が報じています。

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 Avivaが扱った犬に関連する保険金請求には、次のようなものがありました。

・若いラブラドールレトリーバーの“ウィスキー”が、家にひとりでいるときにキッチンの蛇口をひねっている様子を防犯カメラが撮影。これにより部屋が水浸しになり、約60万円の損害が発生した。

・ある男性が自宅の踊り場の装飾をしていたところ、飼い犬が脚立を倒し、2リットルの塗料が階段を転げ落ちるという事故が発生。

・興奮した子犬がアイロン台を倒し、カーペットが破損。

・飼い主が水槽を掃除しているとき、床にバケツの水を置いていた。その横を愛犬が走り抜け、充電ケーブルに絡まり、ノートパソコンをバケツの中に引きずり込んでしまった。

・愛犬がテレビに映る犬を見て興奮し、画面に飛びついたことで、テレビを台から落とした。

 どれも日常生活で起こってしまいそうな事故ばかりですが、犬に関連する損害賠償請求は平均して約17万円と決して安くありません。

 Avivaのサラ・ポルター氏は、「ウィスキーは明らかに頭の良い犬ですが、飼い主は彼が招いた混乱を喜ばなかったでしょう。とにもかくにも、私たちは事態を収拾することができました。ウィスキーは常に水で遊んでるわけではないのです」と、Sky Newsに話しています。

日本の場合は?

 日本でもペットによる家財への損害は火災保険で補償してもらえるケースがあります。「家保険-イエホケン-」には、猫がテレビを倒して壊してしまったケース、犬が粗相をしてソファが汚れてしまったケース、猫が水道の蛇口を開けっ放しにして水漏れしてしまったケースなどで補償がおりたという体験談が紹介されています。ただ、補償範囲や補償額は火災保険により異なりますので、一度確認してみることをおすすめします。

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