那須どうぶつ王国のツシマヤマネコ 「ネコ科はみんな可愛い~」

2022/04/01 21:00

 サゴの愛称で親しまれているオスのツシマヤマネコを飼育している那須どうぶつ王国が、3月31日にYouTubeチャンネルを更新。『【ツシマヤマネコ】サゴ観察会 / Tsushima Leopard cat – Let’s Get to Know Them Better!』と題した動画で、現在『保全の森』にいるサゴの特徴やツシマヤマネコの現状について紹介しました。

 ツシマヤマネコの普及啓発を目的とし、「耳の裏に虎耳状斑(こじじょうはん)と呼ばれる白い斑点があります」「体は灰色で斑点がまだらにあります」と生物的特徴についても解説。虎耳状斑は暗いところでも目立つため、天敵などの威嚇になるそう。サゴの性格については「恥ずかしがり屋で繊細」と紹介しています。視聴者からは、「まだちょっと警戒してるようだけど、凛々しくもあり、でも可愛いサゴちゃん、癒されます」「じっくりツシマヤマネコを見られて嬉しいです」「ネコ科はみんな可愛い〜」といったコメントが寄せられました。

 ツシマヤマネコは長崎県対馬だけに生息する野生の猫で、絶滅危惧種として国の天然記念物に指定されています。環境省と日本動物園水族館協会が連携して保護増殖事業を進めており、サゴは今年2月に名古屋市にある東山動植物園から那須どうぶつ王国にやってきました。那須どうぶつ王国の動画によると、「現在の生息数は90または100頭程度」で、「国内では29頭が飼育されています(令和4年2月末現在)」とのこと。

 ちなみに、王国内にあるレストラン「ヤマネコテラス」では、佐護ヤマネコ稲作研究会が生産する「ツシマヤマネコ米」を提供しています。レストランでお米のメニューを食べる事で環境保全にも協力できる仕組みです。

 コロナ禍で動物園や水族館にいる動物や魚の動画を見る機会が増えた生き物好きも少なくないことでしょう。ただ、まん延防止が解除され暖かいお出かけシーズンとなったいま、実際に行って動物の様子を観察してみたいものです。新型コロナウイルスの感染対策をしながら、那須どうぶつ王国の保全の森に訪れ、近くでサゴを見てみるのもよいですね。

 

文=いぬねこプラス編集部

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