仲よし猫ちゃんたちと出会える“奥渋”の保護猫カフェ「Catio」に潜入!
2022/04/05 21:00

千代田線代々木公園駅2番出口の目の前にある、黄色が映える素敵な外観の建物の3階が「Catio」/(C)いぬねこプラス
渋谷区でも“奥渋”と呼ばれる閑静な高級住宅街に保護猫カフェがあるという噂を聞きつけ、早速うかがってきました。
小田急線代々木八幡駅から徒歩5分、千代田線代々木公園駅から1分という超好立地に保護猫カフェ「Catio」はありました。目の前が代々木公園という、まさに東京のど真ん中です。

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チャイムを押して中に入ると、そこは住宅の玄関という佇まい。実はこの建物、店長の矢萩さんのご実家なのだそうです。手を消毒し、スリッパに履き替えて、階段を上っていきます。2階からワンちゃんの鳴き声が聞こえ、「猫だけじゃなくて、犬もいるのかな?」と思いつつ、階段を上りきった3階がCatioです。
さっそく、矢萩さんに犬の鳴き声について聞いてみると、居住スペースの飼い犬とのこと。Catioには猫だけだそうです。

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さて、中には10匹の猫ちゃんたちが。まだ夕方前にうかがったのでお昼寝タイムでした。ここにいる猫は多頭崩壊で救出された猫や、保護猫活動をしているボランティアなど矢萩さんのお知り合いから引き取った猫ばかりだそうです。今いる猫ちゃんの中には6畳一間で120匹という恐ろしい多頭崩壊の現場から救助されたコもいます。譲渡型カフェでもあるCatioでは、これまでに20匹ほどが卒業していきました。

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Catioで特に驚いたのが、猫同士の仲の良さです。多頭崩壊の家からやって来た猫ちゃんは特に仲が良いとのことで、里親さんには2匹一緒に引き取ってもらいたいとのことでした。
おやつに「ちゅーる」をあげることもできました。ムクムクと皆起きだして、おやつをねだってきます。

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店内ではプロのカメラマンが撮影した写真を使ったCatioのグッズや、売り上げの一部が公益財団法人「どうぶつ基金」やCatioに寄付される瑞穂町の茶工房「西村園」の“マサムネ茶”なども販売されています。
入場者は好きなドリンクを一本冷蔵庫から選ぶことができます。

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矢萩さんは10年ほど前から猫ボランティアをされていたことがきっかけで、行き場のない保護猫を預かり、またお客さんと触れ合うことで猫が人に馴れるために、自宅の3階を保護猫カフェにしたそうです。実は取材にうかがった4月1日はCatioがオープンしてちょうど3周年という記念日でした。

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また、矢萩さんは北区・十条で10年ほど前から猫の飼育可の物件を経営しているとのこと。さらに嬉しいことに、居住者が家を空ける際には、矢萩さんが猫シッターとして訪問してくれるという神サービスも!
ポイントカードの猫のイラストや、チョコレートやボトルに貼られた写真など、細かいところにまで矢萩さんの猫愛と人柄が感じられます。また、取材中、矢萩さんが「猫って本当に可愛いですよね。なんでこんなに可愛いのでしょう」とおっしゃっていたのが印象的でした。

店長の矢萩さん。とても優しい雰囲気の方でした。/(C)いぬねこプラス
落ち着いた成猫が多いCatioは、猫と癒しの時間を過ごしたい方に特におすすめです。平日の日中はお客さんも少ないそうなので、猫たちを独り占めしながら、ゆっくりした幸せな時間を過ごせることでしょう。
また、条件付きではありますが、Catioではご高齢の方にも猫の譲渡を行なっているとのことですので、年齢を気にされている方は一度訪問し、ご相談されてみてはいかがでしょうか?
Catio
【営業時間】
Open14:00/Close19:00(最終入室18:00)
月・火定休(臨時休業有り)
【料金】
1000円/1時間
完全予約制となっておりますので、注意事項と併せて詳しくはCatioのホームページなどでご確認下さい。
※ 10歳未満の方は入室できません。