2021年に英国で300万世帯以上がペットの飼育を放棄…日本は?

2022/04/12 19:00

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GettyImages

 イギリスで昨年1年間で340万匹以上のペットが里親に出され、ペットを手放した人の実に71%が35歳以下の人だったことが判明しました。英紙「The Independent」(4月6日付)が報じています。

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ペットの飼育放棄は若者世代が半数以上

 英ペット食品製造業者協会(PFMA)の調査によると、2021年以降、推定340万世帯がペットを手放していました。パンデミック中に新たにペットを飼う人の53%をZ世代(16~24歳)とミレニアル世代(25~34歳)が占めており、またペットを手放す比率も高くなっていました。

 Z世代がペットを手放した主な理由は、生活環境の変化が34パーセント、経済的な理由が23パーセント、仕事のルーティンの変化が22パーセントでした。ミレニアル世代では仕事を主な理由のあげた人が41パーセント、生活環境の変化は39パーセントでした。

 驚くべきことに、現在イギリスで飼われている犬の23パーセントがパンデミック時に入手されていることもわかっています。2022年現在、イギリス全土で3500万匹のペットが飼育されており、これは過去最高だといいます。中でも最も人気があるのは犬(1300万匹)で、それに次いで猫(1200万匹)、室内飼いの鳥(160万匹)と続きます。

 こうした状況に対し、英国動物虐待防止協会(RSPCA)のサマンサ・グレインズ氏は、「責任や義務を理解せずにペットを飼ったために、動物が慈善団体に引き渡されたり、里親に出されたり、捨てられたりすることがよくある」と警鐘を鳴らしています。

日本の状況は?

 パンデミックに入手したペットの飼育放棄は日本でも起こっています。

「NPO法人みなしご救援隊犬猫譲渡センター東京支部(東京都世田谷区)でも、自宅で過ごす時間が増えたためにペットを購入したものの、「やっぱり飼うのは難しい」と、引き取りの希望が相次いでいる。」朝日新聞DIGITAL(2021年4月9日付)

 ペットは人間の心を癒してくれる存在です。しかし、ペットを飼うということは、日々のお世話や治療費など、飼い主の責務が伴います。ペットを飼う決断をする前に、想像力を働かせて本当に飼育可能か十分すぎるほど検討しましょう。

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文=いぬねこプラス編集部

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