飼い犬から“スーパー耐性菌”を検出、「死のキス」にご用心!

2022/04/14 21:30

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 ワンちゃんの飼い主さんであれば愛犬に手足を舐められたり、顔にキスされたりするのは日常の出来事ですが、そこには恐ろしい病原菌が潜んでいるかもしれません。

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 米紙「New York Post」(4月6日付)によると、英王立獣医学校とポルトガル・リスボン大学の共同研究チームが、ポルトガルの41家庭と英国の45家庭から採取した人間と動物の糞便サンプルを分析したところ、対象となった犬85頭のうち16%にあたる14頭からスーパー耐性菌を発見しました。

 スーパー耐性菌とは、 抗生物質(抗菌薬)がほとんど効かないタイプの菌を指します。犬は排泄後に肛門を舐めることから、犬の口にも抗生物質耐性を持つ大腸菌が付着します。そのため、犬に舐められ感染症になり、手足の壊死や死亡例などが度々報告されています。

 それを避けるためには、犬に舐められたり、排泄物を処理した後はもちろん、犬を撫でた後も手洗いすることが推奨されています。とはいえ、今回の研究では人間もさほど“清潔”ではないことが分かっています。114人の被験者のうち13%にあたる15人からスーパー耐性菌が検出されているのです。スーパー耐性菌の保有率が最も少なかったのは猫で18匹中わずか1匹(5%)でした。

 いずれにしろ、注意にするに越したことはありませんので、手洗い習慣は身に付けたいですね。また傷口を舐められた場合は大事に至る可能性もありますので、即座に洗い流し、異常を感じたらすぐさま医師に相談しましょう。

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文=いぬねこプラス編集部

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