愛猫と“合法的に”結婚した女性、その意外な理由とは?=英
2022/04/26 20:00

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愛猫と“合法的に”結婚したイギリス人女性が話題になっています。
米誌「Newsweek」(4月25日付)によると、ロンドンに住むデボラ・ホッジさんは、大家からペットを手放すよう強要されるのを防ぐために、4月19日にロンドン南東部の公園で市民結婚式(シビルウェディング)を挙げたといいます。
Feline Fine: Woman Marries Cat So It Can’t Be Evicted By Landlords(Newsweek)
デボラさんがインディアとの結婚を決意したのは、これまでに3回も大家からの命令でペットを手放すことになったからだそうです。前の家では2頭のハスキー犬、現在の家に引っ越してからも1匹の猫を里親に出すことになったとのこと。
その後、長期間大家を説得して許諾をもらい、インディアを迎え入れたとのことですが、もし将来的に大家が代わった場合に、インディアを手放すことになるかもしれないとの懸念から、法的な結婚式を挙げて夫婦になることにしたそうです。
「愛する動物と絶対に離れないという意思を込めて式を挙げました。私はインディアなしでは生きていけません。バカにされながらも友達の前で式を挙げて、本気なんだということを体で示したかったんです。」(ホッジさん)
ホッジさんはタキシードを、インディアは蝶ネクタイを身につけて式に臨み、「ニャー」と鳴いて誓いの言葉を述べたそうです。
ホッジさんの決断は滑稽に見えるかもしれませんが、「ペットは家族の一員であり、別れを告げなければならないのは、本当につらいことでした」と話す彼女の言葉には多くの飼い主さんが共感できるのではないでしょうか。ホッジさんがインディアと末長く幸せに暮らせることを心から願います。