犬をハンマーで殴った男が逮捕 散歩中に蹴飛ばされ死亡するケースも

2022/05/11 17:00

犬をハンマーで殴った男が逮捕 散歩中に蹴飛ばされ死亡するケースもの画像1

GettyImagesより

 熊本県荒尾市で、住宅の庭に侵入しペットとして飼われている犬をハンマーのようなもので殴ったとして、動物愛護法違反などの疑いで会社員の男が逮捕されました。

 「RKK熊本放送」によると、4月29日の早朝、近所に住む37歳の男が被害者宅の庭に侵入。突然、ハンマーのようなもので犬を殴ったといいます。飼い主の女性はいつもと違う鳴き声が聞こえたことで愛犬の異変を感じ、ハンマーを振り下ろす男に対して窓から叫んだそう。

 犯行を目撃された男はその場から逃走しましたが、目撃情報や防犯カメラの映像などから、逮捕に至りました。調べに対し男は、「鳴き声に悩まされていた」などと供述しているよう。この犯行により、犬は右目付近を5針縫う怪我をしました。

散歩中に蹴られた犬が死亡

 突然、見知らぬ人から愛犬が暴行を受けるという事件は、コンスタントに発生しています。たとえば2020年12月には、散歩中の犬を男が蹴飛ばし、犬が死亡するという痛ましい事件もありました。

 報道によると、埼玉県川口市の男性がリードを付けずに愛犬のパピヨンと散歩をしていたところ、ランニングをしていた男から「リードを付けろ」と言われ、飼い主の男性は「わかった」と答えたものの、男はパピヨンを蹴飛ばしたといいます。犬は病院に連れて行かれたものの、首の骨は折れ耳から血を流している状態で即死。その後、犯人の男は動物愛護法の疑いで逮捕されています。

 また、2021年8月には、散歩中の犬に激怒した男が飼い主の女性に暴行するという事件が。公園内で散歩中の犬が男の荷物に近づいたところ、男が「近づくな」と激怒。飼い主の女性と口論になり、男は園芸用の棒で女性に怪我をさせたといいます。こちらも、通報を受けた警察が男を逮捕しています。

 2020年6月に動物愛護法違反の罰則が強化され、5年以下の懲役か500万円以下の罰金が科されることになりました。しかし、失われた命は戻ってきませんし、暴行によってつけられた精神的な傷は簡単に消えるものではありません。人間と同様、動物に対して暴力を振るうことも、許される行為ではないのです。

文=いぬねこプラス編集部

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