坂上忍がスタッフに激怒 動物保護ハウス「さかがみ家」にトラブル続出
2022/05/31 06:00

『坂上どうぶつ王国』Instagram(@ sakagami_doubutsu)より
5月27日、動物バラエティー番組『坂上どうぶつ王国』(フジテレビ系)のスペシャルが放送。坂上忍が運営する動物保護ハウス「さかがみ家」に第一弾として迎え入れた保護犬と保護猫が譲渡会に参加するまでの1カ月に密着しました。
さかがみ家がオープンしたのは4月4日で、翌5日からワンちゃんと猫ちゃんを受け入れることに。ワンちゃんは沖縄からやってきた子たちで、「トキ」「モコ」「あいま」「文太」「クロ」の5匹。猫ちゃんは都内や埼玉、静岡から10匹。当日は必要なものが不足しているなどバタバタとした様子でしたが、何とかワンちゃん、猫ちゃんを受け入れることができました。
保護犬にもスタッフにも問題が
さかがみ家では、1カ月後の譲渡会に向けて、ワンちゃん、猫ちゃんたちを人に慣らし、新しい家族に引き渡せるようにします。
しかし、ワンちゃんたちには問題が。文太は散歩の際にすれ違うワンちゃんに吠えたり、かみ癖があることが発覚。それには文太の過去と関係があるようで、文太はさかがみ家に来る1年ほど前まで、ひとり暮らしのおばあちゃんの家で飼われていたそうです。おばあちゃんは文太にしつけをしておらず、高齢のため散歩にも連れて行っていなかったといいます。そのため、次第に文太のわがままが悪化し、生後4カ月で捨てられてしまいました。
また、トキは夜ケージに入れられると吠える癖が。トキは悪徳ブリーダーに飼われていた元繁殖犬で、約7年間、劣悪な環境で狭いケージの中に閉じ込められた生活をしていたそうです。そのため、ケージに入れられるのが怖いのではないかとのこと。
一方で、スタッフにも問題が。同番組内で保護猫活動の現場へ修行にも行った俳優の古山憲太郎です。古山は犬の世話をしたことがないため、始めは坂上の指導を受けながら、散歩やご飯のマナーをしつけることに。
しかし、ご飯の際、坂上が「待て」をすると言うことを聞くのに、古山だと聞いてくれません。さらに、ケージの鍵をかけ忘れたり、夜間にケージからワンちゃんたちを出してしまったり、犬よりも人間の作業を優先させるなどトラブルが続出。
そんな古山を見かねた坂上は遂に激怒。<人間の生活の方が大事か><目の前にこの子たちがいるのに、この子たち見えてないんだから>と声を荒げ、古山は思わず涙してしまいました。
古山の指導に坂上も疲弊しており、<ちょっと本当参った><俺が悪いんだけど><ちょっと想像外>と弱音を吐いていました。
しかし、日にちが経過するについて、文太も古山も成長。文太は吠え癖が緩和され、古山も手際よくお世話ができるようになっていきました。
ワンちゃん猫ちゃんが譲渡会に参加するも……
そして、譲渡会当日。ワンちゃんは5匹全員、猫ちゃんは1カ月間で人間に慣れ始めてくれた5匹が参加することに。多くの来場者にも5匹のワンちゃんはまったく物怖じせず、抱っこをする来場者が続出。猫ちゃんブースでも飼育希望のアンケートを書いてくれる人が出るなど、順調にいったようです。
譲渡会から10日後、譲渡先の条件や環境が整っているかを判断してくれる動物保護活動のスペシャリスト・大網さんがさかがみ家を訪れます。譲渡会でアンケートを記入したのは12組。ところが、大網さんの口からは<今回は1匹も決まらず>と告げられます。
理由としては、運動量の必要な子にスペースを用意できる環境ではなかったり、お留守番の時間が長いといったことがあったそう。この結果に坂上は<正直なところを言うと、複雑ですね><ゼロは予想してなかった>と驚き。
ただ、アンケートを書いてから1度は猫ちゃんの譲渡を断った方が、再度、譲渡を考えてくれることになったとの吉報も。また、里親募集のサイトの方からは、猫ちゃん、ワンちゃんの受け入れ希望者が集まっているとのこと。
動物保護活動の現実と喜びを感じながら進み出したさかがみ家。今後の動きにも目が離せません。