坂上忍、犬猫の生体販売「やめてみませんか?」 動物が保護される背景
2022/06/28 06:00

坂上忍オフィシャルブログ「綺麗好きでなにが悪い!」より
ニュース番組『ニュースOne』(東海テレビ)のYouTubeチャンネル「東海テレビ NEWS ONE」が6月25日に動画を更新。俳優で動物保護ハウス「さかがみ家」を運営する坂上忍のインタビュー動画を公開し、注目を集めています。なお、今回のインタビュー動画は今年6月7日に番組内で放送されたものです。
日本の動物愛護の現状に物申す坂上忍
まず、坂上忍はリポーターを連れて保護ハウスの中を案内します。リポーターからハウスの中が綺麗に掃除されていると言われた坂上は、他の保護施設では動物のお世話をすることに手一杯になってしまい、衛生的に良くないところがあるのも現状だと指摘。さかがみ家では「普通に人間の家で暮らしている空気をどうやったら作れるのかがテーマだった」と明かしました。
また、さかがみ家は寄付やボランティアに頼るのではなく、保護活動を持続可能な事業として成立させることを目指しています。ボランティアに頼る日本の動物保護活動の現状について、坂上は以下のように語っていました。
「寄付が良くないとは言えない」
「ただ、寄付頼りなるということは、不安定を受け入れてることになっちゃうんで」
「景気に左右されると、安定的なものではない」
「それを、(日本では)何十年もやってきてるわけでしょ。何かを変えないと、『ずっとこのままでやるの?』と僕はたまたま思っちゃったんで」
さらに、保護犬、保護猫が生まれてしまう背景についても言及します。
「1番不安なのは、結局、保護犬保護猫ってどうして生まれるんだって話になるから。まず、乱繁殖させて生体販売が当たり前になって、たまたま相性が良くて幸せな生活がおくれるところもあれば、『わんちゃんってこんなはずじゃなかった』って言って戻しちゃう人、捨てちゃう人が出てきちゃうわけじゃないですか。要は全部人間(の都合)ですよ」
そして、犬猫の生体販売を中止し、動物保護ハウスが無くなることが理想だと話しました。
「一回、生体販売やめてみませんか?っていうのが理想ですよ。売り買いっていうのを一回止めて、今現存してる子たちをとりあえず、お家がある環境のところに振り分けてあげて、こんなところ(さかがみ家)がなくなる日本になればいいんじゃないですか。保護するわんちゃん、猫ちゃんなんていないのが理想なので」
にぎやかな「さかがみ家」
また6月24日には坂上忍もYouTubeチャンネル「坂上家のチャンネル」を更新。さかがみ家には、保護しているワンちゃんだけでなく、スタッフの愛犬たちも遊びに来るそう。
この日は、坂上の愛犬である「アキ」くんと「まる」くん、さかがみ家のスタッフが保護した愛犬「コルク」くんと「ハナ」ちゃんが遊びに来ており、さかがみ家のワンちゃんたちとじゃれ合う姿も公開されています。