ハムスターの心臓病　医療費、酸素ハウスのレンタル費用は？

　お笑いコンビ・マヂカルラブリーの野田クリスタルが6月23日に、溺愛していたキンクマハムスター「はむはむ」ちゃんが亡くなったことをTwitterで報告しました。

　野田さんによると、今年１月、はむはむちゃんに心臓の肥大と肺水腫が見つかり、投薬で回復してきていたものの、容体が急変したといいます。

野田クリスタル、溺愛ハムスターが天国へ 

鼓動が速く体が冷たい……ハムスターの異変

先月中旬のゴールデンハムスターの「ココ」　（C）いぬねこプラス

　ハムスターの心臓病はよく見られる病気で、我が家のハムスターも心臓の肥大と肺水腫で闘病中です。

　１歳10カ月になるゴールデンハムスターの「ココ」の異変に気付いたのは先月中旬のことでした。

　部屋んぽ中のココの鼓動が速くなっているような気がしたのです。目視できるほどお腹の辺りが小刻みに動いていました。本人は活動的ですが、触ってみるといつもより冷たく感じます。お腹の動きは、ちょうどYouTubeチャンネル「とみもん空間/Tomimon」のモエルくんと同じような状態（00:40~）でした。

エキゾチックアニマル専門病院へ

　心配になりエキゾチックアニマルの専門医がいる動物病院へ連れて行くと、心臓に雑音が混じっているとのことで、レントゲンで確認することに。心臓の肥大と肺とお腹に水が溜まっていることが分かり、強心剤、利尿剤、抗生剤、整腸剤を与えることに。

（C）いぬねこプラス

　薬は甘いシロップで味付けしてもらっていますが、ココの口には合わなかったようで、直接飲んではくれませんでした。無理やり飲ませるのはかわいそうだったので、かぼちゃのペーストや「はむはむぴゅーれ」（マルカン）に混ぜておやつとして与えたところ、進んで食べてくれました。

　他にも利尿剤で脱水し過ぎないよう、食べ物からも水分を摂れるようにハムスター用のゼリー、豆腐、果物、野菜などを適時与えています。

利尿剤などを混ぜた「はむはむぴゅーれ」（左）と茹でたかぼちゃをペースト状にしたもの（右）　（C）いぬねこプラス

酸素濃縮機のレンタル費用

　病院で紹介されたテルコムの酸素濃縮器もレンタルしました。野田さんも同社の酸素濃縮器と酸素ハウスを用意していましたが、我が家では酸素ハウスはレンタルせず、布団圧縮袋で代用しました。酸素ハウスをレンタルしない場合は追加料金なしで酸素濃度計を貸してもらえます。大きめの布団圧縮袋でケージ全体を覆い、５カ所ほど空気穴を空けました。

ルーミィ60（SANKO）でも布団用圧縮袋なら楽に入る。クリップは空気穴調節のため。　（C）いぬねこプラス

　酸素ハウスは一定の酸素濃度に保つよう設計されているので非常に便利なのですが、設置スペースの確保が難しく断念。布団圧縮袋でも酸素濃度計を頼りに少しずつ空気穴を空けていけば、ケージ内の酸素濃度を30%程度に保つことは可能です。

酸素濃度計でこまめにチェック。試行錯誤を重ね、常時28~31%ぐらいで安定。酸素ホースはケージの上部に設置した方が良さそう。　（C）いぬねこプラス

　本体の酸素濃縮器は大きく、25kgもあります。作動音も人によっては気になる程度にある上、排熱もありますので、設置場所には注意が必要です。特に今の季節は排熱による室温上昇がネックになりますので、ハムスターのケージを設置している部屋には置かない方が良いかもしれません。

酸素濃縮機　猛暑のなか熱風は苦しい。　（C）いぬねこプラス

　酸素濃縮器のレンタル料は月に16,500円。大きいサイズの酸素ハウスをレンタルする場合は月額24,750円です。これにプラスして基本料金、配達料、回収料など18,000円ほど別途かかります。

　現在は薬と酸素室のおかげで体調の良い日は部屋んぽをねだるまでに回復してきました。まだ鼓動は早く、足取りも時おりふらついていますが、血色が良くなって体温も上がったように感じます。昨夜はエサを隠すために木の巣箱を歯で持ち上げるほど活発でした。

　今後はココに少しでも快適に生活してもらえるように、獣医と相談しつつ、投薬量の調整しながら、様子を見ていくつもりです。ココの場合、まだ固形のペレットを食べることができていますが、食欲が落ちてきた時は、ペレットを砕いて水を加えたお団子やペーストを与えようと思っています。

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