犬の飼い主の「6つの馬鹿げたルール」に無料ペットシッターが怒り

2022/07/13 09:00

GettyImagesより

 ある犬と猫の飼い主がペットシッターに命じたルールがあまりにも馬鹿げているとして、SNSで批判されている。

 英紙「The Independent」(7月9日付)によると、海外オンライン掲示板「Reddit」に投稿されたテキストメッセージが物議を醸しているという。投稿者は友人がカリブ海への旅行で留守の間、友人を助けるために飼い犬と猫の面倒を見ることを引き受けたという。

留守番中のいたずらワンコ

 問題のテキストメッセージには6つの細かなルールが書かれていた。

 1、朝の餌は午前6時30分ぴったり、昼の餌は午後12時ぴったり、夜の餌は午後5時30分ぴったりに上げてください。

 2、餌を食べ終えたら、餌と水の周りをきれいに掃除してください(必ず食べ終わるまでいてください)。猫は時々時間がかかることがありますので、その点はご配慮ください。

 3、餌を食べ終えてから15分後に、犬を一匹ずつ外に連れ出して個人的な遊びの時間を作ってください。

 4、犬が遊んでいる間に排泄をした場合は、きちんと拾ってください。裏庭を清潔に保つためです。

 5、毎晩それぞれの犬は個別に散歩する必要があります。

 6、それぞれの犬が散歩を終えたら、その結果をメッセージで送ってください、何か問題があれば私にご連絡ください。

 随分と細かい指示が続くが、なんと報酬は一切出ないというから驚きだ。午前6時半からの餌やりに加えて、犬を1匹ずつを遊ばせたり、散歩したりするとなると、たとえ2匹だとしてもかなりの労力である。とても無償でお願いできるような内容ではない。

自分の吠え声でハッと目覚めるワンコ

 その点について飼い主は「旅行に全部つぎ込んでしまったので、お金がない」と、あまりにも利己的な言い訳をしているという。

 この件について、もちろんネットユーザーからは怒りの声が上がった。

 「ペットのことは気にしても、他人のことは気にしない奴だな」

 「自分なら、愛犬のためにちゃんとした準備ができないなら、どこにも行かない」

 「ペットシッター代を支払うことができればいいけど、それよりも自分たちをもてなす方が良いと考えてるなんて、ひどい」

 ヨーロッパ諸国では、数週間に及ぶ夏のバカンスの際にペットを放棄することが頻繁に起こるという。ホテルに動物を連れて行くことが完全に禁止されていたり、発生する追加料金を取られたりすることを知っての行為だそうだ。

ワンコが「魔法の言葉」を聞いた結果…?

 今回のケースでは、ペットが放棄されたわけではないが、旅行時にペットシッターに掛かる費用を考えていなかったという点で飼い主失格だろう。あまつさえ、友人の善意につけ込んだ厚顔無恥な要求の数々は人格を疑うレベルだ。このような自己中心的な飼い主にならないよう気をつけたい。

参考URL

文=いぬねこプラス編集部

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