猫になって近未来の街をおさんぽ？　新作ゲーム「Stray」

PlayStation JapanのYouTubeチャンネル『Stray』より

　“生まれ変わったら猫になりたいな～”と思ったこと一度はありませんか？そんな方々の夢を叶えるゲームが7月19日にPS4とPS5で発売されることが決定しました（※PC Steam 版は20日発売）。

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　タイトルは『Stray』。和訳すると「迷う」「はぐれる」といった意味を持つ本作は、「家族からはぐれ、怪我をし、ひとりぼっちになってしまった一匹の迷い猫が『忘れ去られたサイバーシティから脱出するため、この異世界の謎を解き明かしていく』」ゲームとなっているそうです。なんとも心くすぐられる設定に、そんな環境で生きていけるのか、聞いただけで早くもドキドキしてしまいますね。

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猫好きの猫好きによる猫好きのためのゲーム

　Strayを開発したのは、フランス南部を拠点にゲームを制作する少数精鋭のクリエイター集団・BlueTwelve Studio（販売元はAnnapurna Interactive）で、なんでもこちらのスタジオはクリエイターの数より猫のほうが多いそうです。そんな大の猫好き集団が手がけたことが頷ける要素がStrayにはふんだんに盛り込まれているのです。

　まずは何といっても「爪とぎ」ですよね。壁やソファーをガリガリすることこそ猫が猫たるゆえんと言っても過言ではないほどに猫ってガリガリしますよね（結局許しちゃうんですけど）。あれが、なんと、ついに、あなた自身も、できちゃいます。このギミックがゲーム内でどのように役立つのかは不明ですが、一度はやってみたいですものね。

　もうひとつは、完璧なまでの“ネコ感”です。すでに公開されている映像を見ると、毛並み、動き、表情、また、ジャンプするときの伸縮感や瞳の反射に至るまで、細部をこだわり抜いて制作されていることがわかります。心ゆくまでミャウミャウ鳴くことのできる、「ミャウ」ボタンなるものも搭載されているとのことで、猫好きを唸らせる作りになっていることは間違いないですね。このネコ感を味わうだけで、あっという間に1～2時間はプレイしてしまいそうです。

　ただ、あくまでもアドベンチャーゲームとして作られている今作。ネコ感をたっぷりと味わいながらも、ヒューマノイドロボットたちの暮らすダークな雰囲気満載のサイバーシティを歩き回り、知恵をしぼって謎を解き明かし、家に帰る道を見つけていきましょうね。家族のもとでゆっくりと「爪とぎ」と「ミャウ」ができるその日まで。

　猫好きの皆さん、準備はいいですか？

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文＝みーさん