映画『ハウ』から読み取る、迷子犬を減らすアクション【後編】

2022/09/10 09:00

映画『ハウ』公式Instagram(@haw_movie2022)より

 飼い主である大好きな民夫の元を目指し遥か798㎞を旅する、大きくて真っ白な元保護犬のハウ。現在公開中の映画『ハウ』では、その元保護犬ハウの旅の道中、さまざまな人との出会いが描かれていますが、もし実際にわたしたちが迷子犬と出会った場合、どうすればよいのでしょうか。

 前編では迷子を未然に防ぐために飼い主にしてほしいアクションをご紹介しましたが、後編では迷子犬を減らすために、もし迷子犬を見つけたらしてほしいアクションをご紹介します。

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迷子犬を見つけたら偏

1.保護してもしなくても警察に連絡する

 多くの人は迷子犬を見つける時、目的がなく歩いているわけではありませんから、保護する時間がない人も多いはずです。ですが、どうかそのまま通り過ぎる前に、警察に連絡だけはしましょう。中には人が苦手な子もいますので、近づけない場合は追いかけたりせず、警察にその旨を伝えましょう。それは後にその犬の事故や、その犬と人間との事故の防止にも役立ちます。

 警察に連絡した際には、発見場所、犬の色や大きさ、首輪など、覚えている限りの特徴などを伝えると、迷子犬が早くおうちに帰るためのヒントになります。可能であれば写真を撮影しておくのも良いかもしれません。

2.保護した場合は連絡先の有無や犬の状態を確認
 ケガや感染症の観点からむやみに迷子犬に近づくことはお勧めできませんが、もし迷子犬を保護した場合は、犬の状態を確認しましょう。
 ケガはしていないでしょうか? 被毛の状態はどうでしょうか? 迷子札や鑑札、注射済票などはないでしょうか? どこかに連絡先が記されてはいないでしょうか? 首輪の表側だけでなく内側に書かれている場合もありますが、首輪を外す場合には動物病院や施設などで行った方が良いかもしれません。もし首輪を外して脱走させてしまったら、その迷子犬は家に帰る可能性をひとつ失うことになってしまいます。

3.各所に連絡し、飼い主探しに乗り出せるようにする
 さきほどもお伝えした警察はもちろん、保健所、地域の動物管理センター、獣医、保護団体などに連絡をして、保護した経緯や犬の特徴などを伝えます。

 連絡した各所からはその後の提案があるはずですから、迷子犬がおうちに戻るためのアクションに移ることが出来るはずです。最近ではSNSで愛犬を探す人も増えていますので、何枚か写真を撮影しておくと便利です。その迷子犬が無事おうちへ帰れるよう、出来る範囲でいいのでどうか協力してあげてください。

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