“森ネコ”と触れ合える保護猫カフェ「たまゆら」を取材

2022/04/01 17:00

保護猫カフェたまゆらはビルの3階。1階はネコ専門の動物病院。(C)いぬねこプラス

 東京や日本橋などのオフィス街にほど近い人形町でサラリーマンやOLの癒しの場となっている譲渡型の保護猫カフェ「たまゆら」にお邪魔しました。

 浅草線人形町駅から徒歩1分という好立地。猫専門の動物病院が入っているビルの3階に「たまゆら」はあります。

猫がのんびりと過ごす店内

今場さんと猫たち(C)いぬねこプラス

 入店後はスリッパに履き替え、手を洗い、店長の今場さんから利用上の注意点などを聞き、猫のいる部屋に入ります。荷物をしまっておくロッカーは、少し大きめのリュックでも入りそう。

お昼寝中C)いぬねこプラス

 清潔感のある店内。猫特有のにおいはまったくなく、清掃が隅々まで行き届いていることがうかがえます。来店時はお昼寝中だった猫ちゃんたちですが、おやつタイムになると皆一斉に起き上がり、今場さんの周囲にゾロゾロと集まってきました。

おやつタイム(C)いぬねこプラス

 店長の今場さんはもともと保護猫カフェでボランティアをしていたそうで、2017年に会社を退職して「たまゆら」を開店したそうです。2019年からは東京から約200km離れた伊豆諸島・御蔵島(みくらじま)で捕獲された元ノネコを引き受けるようになり、現在いる猫ちゃんたちはみんな御蔵島生まれだと言います。

御蔵島からやって来た森ネコ

もともと森に住んでいたとは思えないほど甘えん坊の猫ちゃんたちC)いぬねこプラス

 御蔵島では渡り鳥のオオミズナギドリを捕食してしまう“森ネコ”が問題となっており、「御蔵島のオオミズナギドリを守りたい有志の会」が、そうした猫たちを捕獲・保護しているそうです。

仲良くお昼寝(C)いぬねこプラス

 御蔵島からやって来た猫ちゃんたちは、元ノネコとは思えないほど人にベタ馴れしていて、昨年12月や今年1月にお店に来たばかりの猫たちもお腹を出して甘えてくれます。今場さんは、「深い森のなかに住んでいて人にいじめられた経験がないからかもしれない」と意外な理由を話してくれました。また、最近引き受けた猫ちゃんたちは特に人馴れが早かったそうです。

おもちゃで遊ぶのが大好きな猫ちゃんもたくさん(C)いぬねこプラス

思い思いの時間を過ごす猫たちC)いぬねこプラス

 17時を過ぎると新規や常連のお客さんが立て続けに5名ほど来店。人懐っこい島生まれの猫ちゃんたちと楽しいひとときを過ごしていました。今場さんも猫ちゃんと遊びながら、お客さんとの会話を楽しんでいました。

お客さんに撫でてもらって気持ち良さそう(C)いぬねこプラス

 おもちゃで遊ぶのが大好きな猫ちゃんもたくさんいました。愛猫家から絶大な人気を誇る猫おもちゃ専門メーカー「猫の家」さんの猫じゃらしも備えてあり、バッチリ猫と遊べる環境が整っています。飼い猫がなかなか遊んでくれなくて寂しい思いをしている飼い主さんにもおすすめです。

お客さんと遊んでます(C)いぬねこプラス

 譲渡型の保護猫カフェであるたまゆらではこれまでに80匹余りの猫ちゃんが里親さんを見つけました。現在も譲渡対象のコはたくさんいますので、これから猫を飼いたいと考えている人も足を運んでみてはいかがでしょうか? 元気いっぱいのかわいい猫ちゃんがたくさんいますよ!

保護猫カフェ たまゆら

営業時間

平日 13時~16時 17時~20時

土日祝 13時~19時

(最終受付はクローズ40分前)

定休日:毎週火曜

料金

40分1,000円

以降20分ごとに400円

*フリータイムや貸切プランもありますので、詳しくはお店のホームページをご覧ください。

Twitter: @CatcafeTamayura

文=いぬねこプラス編集部

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